お通じがない、つまり腸がうまく働いてくれず、便秘の状態に行き着いてしまうのにはわけがあります。
便秘の原因には、不適切な生活習慣や知識の不足、生活する上での自覚・無自覚のいろいろなストレスに加えて、運動不足や腹筋の力の低下、体にその他 の病気がある、あるいは服用している薬の作用などが考えられます。こういった便秘の原因となるものは女性では不適切な生活習慣やストレスといった原因が多 いようです。まずはこれらの原因を取り除くようにすることが肝心です。
それは朝から始まっています。朝食抜きだと空っぽの胃が内容物もなく刺激されないままなので、内容物を外に向かって送り出していく胃腸のぜん動運動が引き起こされません。
また仕事が忙しくて残業などの多い方、深夜勤務があるようなお仕事の方に多いようですが、食事時間が不規則だと次の食事が体の中に入るまでの時間が 空き過ぎてしまいます。次の食事までの時間が長くなればなるほど、体の中の細胞は一種の飢餓状態を避けようとして食べた物の中の栄養分をできるだけ多くと り込もうと働き、腸内の水分も一緒に持っていかれてしまいます。
食物せんいの摂取不足も大事なポイントです。食物せんいには便の形を形成する役割があるからです。腸がちゃんと動いて栄養を吸収し終わった‘カス’を排出するためには、それなりの内容物の量が必要なのですが、その量の部分をつかさどるのが食物せんいなのです。
水分を摂るとトイレに行きたくなるからといって、のどの渇いたのをガマンしていると水分不足に陥ってしまいます。血液が濃くなりすぎるだけでなく、腸でもスムーズな動きで便を排出させるためには水分を確保していることが大事です。
女性の場合は体のしくみによる場合もあります。女性は月経が近くなると、女性ホルモンの中でも黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が高まります。
この黄体ホルモンは子宮内膜や子宮筋の働きを調整したり、乳腺の発達や体温上昇などに関るほか、血糖値を正常にし、体脂肪を減少させたり利尿作用を 引き起こしたり、他のホルモンのバランスを調整する役目があるのがわかっています。また自律神経を介して腸のぜん動運動を弱める作用もあるため、女性は便 秘になりやすいとも言えるのです。